
せっかくのキャンプ予定日が雨予報…。判断はいつまで?
せっかくの楽しい予定に水を差してしまうような記事で申し訳ありません。ですが結構あるあるで、我が家は何度も経験しております。雨キャンプ…。
2週間先だから大丈夫だよ……ね?
大丈夫って言って……。
ほんと、お願いします……。#万年雨男 pic.twitter.com/HwYFVGXh37
— みそお (@misojicamp) March 29, 2021
先日、みそおさんもこんな感じでツイートされているのを見て「やっぱりみんな思う事は一緒だなぁ」なんて共感していたのですが…。
僕自身もキャンプ予定日の2、3週間前から週間天気予報が気になり始め、1週間前で「いや、天気予報は結構変わるから…」と祈りを捧げる。3日前でも「予報…外れろ…」というのがいつもの流れ笑。
この時(3日前)からキャンセル料が発生し出すので、強風でなければ決行する事が多いのですが。
しかし果たして”キャンセルするにしても、いつ決断すべきか?“という【決断のポイント】を、自分自身の為にも探っていきたいと思います。
(因みに”みそおさん”というのは、ソトシルっていうアウトドア系のサイトでライターをされている方です。記事が面白いので覗いてみて下さい!Misoji×Camp)
【キャンプ1週間前】天気予報の確率と変わり目
キャンプの予定を”決行するのか?キャンセルするか?”の悩みは、ご家族でファミリーキャンプを楽しみたい方にとっては結構重要ですよね。
万が一キャンセルしようにもソロキャンプとは違い、家族4人分になんてなってくるとバカになりません。
一般的なキャンプ場のキャンセル料は上記のような事が多いように感じています。
確率の平均は1週前で75%
僕が子供の頃は「天気予報なんて当たねー」と思っていましたが、最近の天気予報はよく当たりますよね?やはり技術の進歩でしょうか。
気象庁による2016年までのデータを見ると、2016年の降水の有無の予報の適中率は、17時発表の明日予報は平均して85%程度ですが、週間天気予報の3~7日目平均では、平均で75%程度となっています。それでも、週間天気予報の降水の有無の適中率は、年々精度が上がってきています。12カ月平均の値は1992年に比べて2016年は10ポイント近く上昇しているのです。
今回調べてみて驚いたのは、1週間前の天気予報の当たる確率は約75%という事。(希望の光が見える!)
天気予報というのはコンピューターによって計算された確率なのですが、その計算に使う大気の状態(観測値)を完全に把握するのは現代でも難しいのだとか。
例えば南の海で大型の台風が発生し日本へ向かってくる予想進路でも、1日先では大きく変わらないのに対して、1周間先の予想進路では大きく違うという天気予報を皆さんも見たことがあると思います。
これら週間予報や台風予想進路などでは、”アンサンブル予報”という精度の高い手法を使って予想されているのですが、初期値の少しの違いが1週先には大きな違うを生んでしまう。
それらを僕らは「週間天気予報当たねー」と言ったり「こんな時は当たるのかよー…」と言ってみたり笑。(何かすみませんでした)
引用・参考「週間天気予報」の的中率は75%程度だった | 天気・天候 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
【キャンプ3日前〜前日】もしも決行するならば?
かと言って「ここまで来たら止まれない…」という気持ちは重々わかります。お子さんと一緒に雨キャンプに挑む時の便利な情報も書いておこうと思います。
ピンポイント天気予報・雨雲レーダーを見る
我が家にも小さい子供が2人いますが、既に数回雨キャンプを体験しています。そんな時に便利なのがピンポイント天気予報です。
昔は都道府県や地方エリアといった広い範囲でしか天気予報がなかったのに対して、今はピンポイントの雨雲レーダーも見れるようになりました。

和歌山県3月28日21時

和歌山県3月28日23時
写真和歌山県の雨雲レーダー(過去) – 日本気象協会 tenki.jp
このようにピンポイントの雨雲レーダーを見る事によって「あっ〇〇時くらいから降りそうだから、早めに設営を終わらせよう」や「〇〇時までに撤収しよう」と判断しやすくなっています。
また前日にもなれば、時間帯の予報も出ているので、雨の予報が夜の22時〜翌朝5時なんて場合は、寝ている時間帯なのであまり影響がなかったりします。
平地よりも天気の変わりやすい山間や海辺に行くことの多いファミリーキャンプ。キャンプの予定日が近づいてきたら、週間天気予報から少しずつ雨雲レーダーを参考にすると時間の予定も立てやすくなります。(キャンプ時に雲行きが怪しい時にも雨雲レーダーは便利ですよ!)
雨よりも風に注意!
我が家が天気予報によって決行か?中止か?の判断材料にしているのが、どちらかと言えば雨よりも風です。
そもそもが”平地よりも風が強い”という事は、頭に入れておかなくてはいけません。僕も1度だけ、タープを飛ばされている方を見た事があります。
ピンポイント天気予報を見ていると、キャンプ場のあるエリアは都市部よりも風は強めで、天気が悪い日には風速10メートルなんてのも見かけます。(風速10メートルとは時速になおすと36キロ。原チャリより速い)
初めてのファミリーキャンプでは、装備も手薄になってしまいがちです。不安に感じる方や、1度も行ったことのないキャンプ場に行く場合は、キャンプ場のスタッフの方に相談されるのも良いと思いますよ!

当日気をつける事
ここからは当日気を付けておく事を紹介していきます。雨キャンプも、家族の楽しい思い出になるのでゆったりとした時間を楽しんで来てください!
小さなお子さんにはレインブーツ

小さなお子さんがいる家庭では、ごくごく一般的になってきたレインブーツ。皆さんもお持ちだと思います。忘れないように持っていってください。
キャンプ場では雨が降ると、結構ぬかるんだ道も多くなります。それと多めの着替えや、レインコート(ポンチョ)なども必需品です。
あとは皆んなが濡れないように1人で設営するであろうパパ。レインコートやレインブーツがあると便利なので安物でも良いので用意してください。
モノを地面に置かない
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雨キャンプでも時間帯によっては焚き火を楽しめる事もあります。楽しみですよね!
そんな時の為に、キャンプギアや薪を地面に置かない工夫が必要になってきます。キャンプギアが濡れると帰りの車が汚れますし、薪は湿ると使えなくなってしまいます。
その点、車が横付けできるオートキャンプ場は荷物を避難させる事もできますし、最悪の場合は車でも寝れるので初めての方にはオススメです!
前日でもまだ間に合うので、ホームセンターなどで地面に置かない為の工夫を探してみて下さい。
我が家が使っているタフライトスタンド。めっちゃ便利です!
高い場所か平な場所を確保する
テントを立てる為の場所ですが、雨が流れ込まないようにキャンプ場内の高い位置か平な場所を確保しましょう。傾斜が付いていて、雨の流れる道の先にテントを立ててしまうと大変です。
また区画サイトで設営場所を選べない場合でも、区画内の凸凹に注意を払ってください。くぼみには雨が溜まるので、注意が必要です。
雨が強い場合にはテントの周りに少し穴を掘って、強制的に雨水の逃げ道を作る方法もあるのですが、綺麗に整地されたキャンプ場では嫌われる行為なので、本当に困った時はキャンプ場へ相談しましょう。
雨でも楽しめるコト・モノを用意する
我が家では雨キャンプ時は、大人は食べる事に夢中なので普段よりも少し贅沢に多めの食材を持ち込みます。子供達は雨でも平気で遊んだり、ゲームしたりしてます笑。
大人は”暇なキャンプ”を有意義に感じますが、子供達は”暇を嫌います”。
なにもキャンプだからと言って、キャンプ場に留まり続ける必要はありません。キャンプ場で行われている体験教室に参加してみるのも良いですし、近くに観光に行くのも1つでしょう。
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以前行ったキャンプ場では、”トルコランプ作り”という体験プランがありました!こういった体験型のワークショップは多くのキャンプ場でも取り入れられているので、今一度キャンプ場サイトを調べてみて下さい。
ブルーシートを1枚持っていく
キャンプ予定日が雨予報なら是非ブルーシート(防水シート)を1枚持っていって下さい!なにかと活躍してくれます。
例えば前日まで雨だった場合、キャンプ場がぬかるんでいてもブルーシートの上に荷物を一旦避難する事ができます。
撤収後キャンプギアが濡れたまま車に積むと、車がえらいこっちゃになってしまいます。そんな時にもブルーシートを敷いて、ギアを積めばまだマシです。
何かと活躍してくれるので騙されたと思って、ブルーシートを是非1枚!
まとめ
結局、ボチボチの雨なら皆んな行くんです。僕も行ってしまいます。しっかり準備をして、安全安心に雨キャンプを楽しんで下さい笑。
※強風には注意して下さいね!
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