アウトドアな趣味

【3種類】子供でも簡単、安くてOK初めての海釣り!気軽に始めよう

f:id:papa-outdoor:20210203140730j:image

20歳の頃『趣味がない…暇すぎて死にそう』と始めた海釣りは、今では息子と楽しむようになってしまったSYUMI RABO執筆者のマエダです。(もう立派なオッサンです…)

昨今の熱狂的とも言えるアウトドア&キャンプブーム。こんなご時世なので、できれば外で遊びたい方が多いようですね!そんな今回は簡単に、子供でも楽しめる海釣りを3種類紹介させていただきます。

道具を知ろう!

釣り道具とは大きく分けて4つです!

  1. 釣竿
  2. リール
  3. 仕掛け
  4. エサ

この4つの道具をベテランになってくると

  • 釣りたい魚
  • 釣る場所
  • 天気

などで工夫し、交換していきます。今回は超入門として凄く簡単に、そして安く始められる方法を紹介していきます。

釣竿

釣竿は【振り出し竿】がオススメです!振り出し竿とは、コンパクトに収納できる釣り竿で、釣りをする時には、竿先(細い先端)を引っ張り出して使います。イメージは、お祭りのくじで貰った、紙の伸びる剣ですね!

とても使い勝手もよく、糸を巻き取るリールとセットになって売っている事がほとんどです。

f:id:papa-outdoor:20190709162255j:image

釣り竿には沢山このような部品が付いています。この部品をガイドと呼びます。このガイドの下(大きな穴)から上(小さな穴)へ順に糸を通していきます。

この時によくあるミスは

『あっ、1つだけ通ってない…』

『竿に一周絡まって、次の穴に通してしまった…』です。

下から上へ、糸が1直線になるように、全てのガイドに糸を通しましょう!

f:id:papa-outdoor:20190709164134j:image

http://daiwa.globeride.jp/column/tackle/contents/02/index.html

竿を伸ばす前、釣り竿が短い状態で糸をセットすると通しやすいですよ!

リール

f:id:papa-outdoor:20190709154554j:image

出典http://www.tsuttarou.co.jp/beginner/2goods/index2.html

見た事はありますか?リールは主に2つの種類があるんですが、初心者は絶対この形【スピニングリール】にしましょう!もう1つの種類、ベイトリールは使い方も全然違って、扱い方も少し難しいです…。慣れてからにして下さい。

沢山用語が書かれていますが、最初はベールとストッパーだけおぼえれば充分です!

リールとは糸を巻く道具です。ハンドルを回すと、ベールが連動して回ります。その時に、ベールが糸を巻き取ります。なので

f:id:papa-outdoor:20190709164829j:image

http://daiwa.globeride.jp/column/tackle/contents/02/index02.html

この写真の様に、ベールを起こした状態から竿に糸を通します。ベールを起こしている状態=糸がフリーになります。逆に糸を巻き取る時はベールを倒します。するとハンドルを回せば、ベールが糸を巻き取ります!

ベールに糸が掛かってない状態で、竿に糸を通した場合ハンドルを回してもベールは空回りするのみで、糸を巻き取りません。

ストッパーは右か左の選択肢があります。片方は巻く専用です。なのでハンドルの逆回転をできない様に固定します。基本的には巻く専用にしておきましょう。もう片方はハンドルの逆回転が可能になります。慣れれば少し便利な機能なのですが、ライントラブルの原因にもなり得ます。なので基本は巻く専用にしておきましょう!

※ハンドルは右利き、左利き問わず、どちらでも付け替えられるようになっています。

仕掛け

仕掛けはベテランになると自分で作る方もいらっしゃるのですが、今回は簡単にできる釣りなので出来上がっている仕掛けを購入しましょう。

釣具屋さんで『○○用仕掛け〜!』と大きくパッケージに書いてあります。なので、今回紹介する釣り方から選び、パッケージを見て購入しましょう!

仕掛けを付ける時に悩む点は『コレを道糸に付け〜』とイラスト入りでわかりやすく書いてあります。この道糸とはリールから釣竿を通ってきた糸の事です。まぁ、パッケージをよく見れば大丈夫です!

エサ

エサは釣りたい魚と、釣り方によって変えます。釣具屋さんのエサコーナーを見ると『えっ、こんなにあるの?』ってくらい色々な種類のエサがあります。

1番わかりやすく確実なのは、店員さんに聞く事です。釣具屋さんの店員さんは、質問受け付け係だと思ってください!とても親切に丁寧に教えてくれます。コレは今までの経験上、教えてくれない店員さんなんていません笑。全然、勇気もいりません!ベテランも店員さんに聞きます!遠慮なく質問して下さい。

持っておくと便利な物!

  1. クーラーボックス
  2. はさみ
  3. バッカン(折りたためる簡易バケツ)

釣りに行くからには大漁を目指しましょう!そんな時に必要になるのがクーラーボックス。普段からアウトドアに興味がある方は、性能の良いクーラーボックスを用意するのもいいですが【とりあえず】な方は、釣具屋さんで発泡スチロールの安いモノが売っています。それでも全然OKです!

ハサミは釣り糸を切ったりと、なにかとあれば便利なので家庭用でもいいので持っておいて下さい。

バッカンは釣れた魚が地面に付いて汚れてしまったり、ちょっと手を洗いたいなんて時にも役立ちます。なくても勿論大丈夫ですが、あれば便利なアイテムです!

 

投げ方

それでは準備は整いました!釣りをしましょう。皆さんの想像の釣りは【大きく振りかぶって投げる!】ってイメージをお持ちでしょうが…魚は足元にもいるんです!

なので今回は投げても【ちょい投げ】までです。もしも投げる方も【軽く投げる】を練習してから。いきなり力一杯投げるとトラブルの原因にもなり得ます。

f:id:papa-outdoor:20190709180236j:image

※説明文と利き手が違う場合は、まったく逆で対応可能!

①まず右手で投げる方は、右手の人差し指で糸を引っ掛けてストップします!かけるだけでなく、必ず糸を止めて下さい。止めないと糸がフリーになった時に『スルスル』と出て行ってしまいます!
f:id:papa-outdoor:20190709180227j:image

②糸をストップ出来たら、ベールを起こします。この時、糸はフリーになるのですが人差し指で抑えています。その為の①なんです!
f:id:papa-outdoor:20190709180233j:image

③そして、後方確認し、人がいないか確認して下さい。仕掛けには針が付いているので必ず安全確認後にゆっくりと、後ろに軽く振りかぶります!
f:id:papa-outdoor:20190709180231j:image

④そして軽く竿を前に降り出した時、右手の人差し指を離します!すると遠心力と仕掛けの重りで、『ピューーーン!』と飛んでいきます!軽く投げるだけで、15m〜20mくらい飛んでしまうので、感覚がわかるまでは必ず軽く投げる様にして下さい!

【画像】https://www.ishiguro-gr.com/fishing-guide/detail.php?id=130

足元に落とす場合

足元に落とす時は、竿先を海の上まで出してベールを起こすだけです!ベールを起こしている間は、仕掛けの重さで糸がドンドン出てしまうので、ストップしたい場合はベールを倒しましょう!

子供でもできる3つの釣り方!

海釣りにはさまざまな釣り方が存在します。その中から、とても簡単に子供達と一緒に行える釣り方を3つ紹介しておきます!ご家庭に合わせて、選んでみてください。

サビキ釣り

サビキ釣りとは海釣りの入り口!1番ポピュラーで、簡単な釣り方です。子供達にも簡単に行えるので、ファミリーフィッシングには1番人気の釣り方です。

  1. 釣竿とリールがセットになっている物
  2. サビキ用の仕掛け
  3. エサ

サビキ釣りのエサは【アミエビ】という小さいエビを使います。思ってるより小さいです。アミエビは凄く細かい物をまとめて冷凍して、レンガの形に切って売られています。

釣具屋さんでアミエビを探す時にエビを探しても見つかりません。店員さんに聞くか、レンガの様なブロックの様な、ピンクの塊がアミエビです!

サビキ釣りの仕掛けにはカゴが付いています。針にエサをつけるのではなく、カゴにエサを入れます。

針には疑似餌(ぎじえ)という偽物のエサが付いています。エサを入れたカゴを水中に入れ、カゴからエサが水中に撒かれます。そのエサに魚が集まって来て、間違えて針に付いている疑似餌を食べるという仕組みです。

【釣り方】

まず仕掛けをパッケージから取り出し、取り付けます。その時、青色かピンク色のカゴが仕掛けの1番下にきます。そのカゴの中に溶かしたアミエビを入れましょう!

  1. 仕掛けを海の中へ投入!底まで落とします。
  2. しっかり落ちたのを確認したら、ベールを戻し、重さを感じる程度まで巻き上げます。
  3. 重りが底より少し離れている状態で、釣竿を上下に大きくゆっくり、しゃくります(持ち上げ、降ろす)
  4. そのまましばらく、釣竿をキープして『ピクッ』と感じればそれが【魚が当たってる】という状態です!慌てずに巻き上げましょう!

キープしている状態で当たりがない場合は、一度巻き上げエサを入れ直します。そして①から順に行います。最初に当たりがなくても、水中には少しずつエサが撒かれていきます。1度目で魚が気づかなくても、近くに魚がいれば集まりだします!そこを一網打尽にしましょう笑。

f:id:papa-outdoor:20190710061832j:image

※釣れる魚は主にアジ、サバ、イワシなど

※仕掛けによっては、サビキ釣りの仕掛けにウキがついている物も有ります。この後に詳しく書いてありますが、ウキがあると混雑時にトラブルの原因になる事があるので、まったくの初心者の方で不安な方はウキ無しの底まで落とすサビキ釣りをオススメします。

ちょい投げ

その名の通りちょっと投げます!

この【ちょい投げ釣り】は比較的のんびりした釣りです。仕掛けを付けて、エサを付けたら海へ投げます!そして、しばらく待ちます。あとはエサと魚が出会うのを待つのみです笑。簡単でしょ?!

  1. 釣竿とリールのセット
  2. ちょい投げ仕掛け
  3. エサ

ちょい投げの仕掛けは釣具屋さんで安価で売ってます。そして本当にパッケージに『ちょい投げ』と書いてあります!ちょい投げ特有なのは、天秤という重りが付いている物が基本です。

f:id:papa-outdoor:20190709234052j:image

出典http://tsuridensetsu.com/shikake/

このちょい投げ釣りは海の底で釣るので、底にある障害物に引っ掛かりづらい事を目的に天秤が付いています。慣れて来ると海の底をズルズルと動かして魚を探す為、針側の金具が少し跳ね上がる形状をしています。結果、重りは海の底を擦る様に動くのですが、針は底から少し浮いている状態になり、針が岩などに引っ掛からないという訳です!

f:id:papa-outdoor:20190710061909j:image

ですが、必ず引っ掛からないという訳では無いので、初心者で不安な方はエサを止め、魚がエサと出会うまで少し待つ事をオススメします。

ちょい投げで良く使うエサは、ミミズの様なイソメです。ただ釣りをする海によって魚が食べているエサが変わる為、釣具屋さんで聞く事をオススメします。

地元の釣具屋さんには沢山の情報が集まっています。なので今はこのエサが釣れるという事があるので、地元の釣具屋さんで確認すればヒットに1歩近づけます。

※『ミミズみたいなの苦手…』なんて方に朗報!今はパワーイソメという、ほぼ生きたエサに近い疑似餌まで有ります。匂いや味などが研究され、疑似餌なのに生きた餌に近づけた商品です。パワーイソメの類似品もあるので、生きたエサが苦手な方は釣具屋さんに相談してみて下さい!

【釣り方】

  1. 仕掛けを付ける
  2. 針にエサを付ける
  3. ちょっと投げる
  4. しばらく待つ
  5. 竿先がピクッとなってれば当たり!

※しばらく待つ時に、糸のたるみを取りましょう(糸が張った状態)。仕掛けの重さを感じるくらいまでピンと張ります!

要領は糸電話です!たるんでいると、魚の当たりがなかなか感じる事ができません。しばらく待っても当たりが来ない場合は1度巻き上げましょう!気づかないうちにエサだけ取られてる事もあります。仕掛けが戻ってきたらエサを確認し、もう1度②から繰り返します。

ちょい投げは、しばらく繰り返して当たりがない場合は、投げる場所を少し変えてみると魚と出会うかもしれません。釣り人は投げて、釣れずに動いて、また投げて!の繰り返しの釣り方をランガンと呼びます。あたりがない時には、少し移動しとみましょう。

※釣れる魚はキス、ハゼ、根魚と呼ばれる底に住む魚全般。運がいいとカレイやヒラメなど。

ちょい投げは投げます笑。なのでしっかりと上記の投げ方のおさらいと安全確認をしましょう!

穴釣り

f:id:papa-outdoor:20190710065753j:image

穴釣りとは穴に落として釣る方法です!1番ポピュラーなやり方はテトラポットの隙間などからエサを落として釣ります。

  1. 釣竿とリールのセット
  2. ブラクリ
  3. エサ

重りと針が1体になっていて、針にエサを付けたら重りごと魚の住処へピンポイントで投入します。ですが魚は何かの障害物に隠れている事が多いので、穴釣りでは根掛かりと呼ばれる引っ掛かりが頻繁に起こります。よく釣り人は根掛かりの事を『地球が釣れた!』なんて言いますが…笑。

エサは先程のちょい投げ同様、地元の釣具屋さんに聞く事がオススメ!

個人的な経験談ですが穴釣りはエサ選びよりも、いかに魚がいる場所をピンポイントで当てれるか?が勝負のポイントだと思います。以前、お正月に釣りに出掛けた時に釣具屋さんが開いていなくてエサが買えなかったので、コンビニでカニカマを買って、穴釣りをしたら…なんと釣れました!笑。

それくらい勝負を分けるのは、エサではなくポイントだと思ってください笑。

【釣り方】

  1. ブラクリを付け、エサを付ける
  2. 魚がいそうな場所は落とす
  3. 底に引っ掛からない様に、底から少し浮かす
  4. 少し待ってピクッとなれば当たり!

穴釣りは長時間放置すると、ほぼ100%地球を釣ってしまいます。なのでエサを落として、少し待つ。何も無ければ少しずつ動いて魚の住処を探しましょう!

※釣れる魚はカサゴ、ソイ、アイナメなど根魚全般

今回紹介している3つの釣り方のなかで、穴釣りはどうしても障害物が多い所が魅力的に見えてしまいます。お子さんと一緒にやる場合は、足場の良い所で楽しんで下さいね!

マナー

f:id:papa-outdoor:20190710065815j:image

釣り人のトラブルで1番多いのは、ライントラブルです。隣の人と、糸や仕掛けが絡まってしまう状態です。ライントラブルを避ける為には自分の仕掛けがドコにあるのか?を把握する事が重要です。

その為に今回の3つの釣り方は仕掛けの重さを感じる釣り方を説明しました!ちょい投げなど、少し離れた場所に仕掛けを投げる時は糸ふけを取る(余分な道糸を巻き取る)ようにしましょう。これを守る事によって、格段にライントラブルを防ぐ事が出来ます!

※サビキ釣りでウキを使う場合、ウキが波によって隣の人の前まで流されてしまう場合があります。その事により、隣の人は釣りが出来なくなります。ウキが流されていないかを注視する事が必要なので、不安な方はウキ無しの底まで落とすやり方をオススメしておきます。

注意

釣りには必ず針を使います。なので、周りの安全確認は怠らない様に!

また当たり前ですが、釣り場にゴミを捨てない。使った場所はキレイにして帰る!は基本です。昨今1部のマナーの悪い釣り人のせいで、今まで釣りができた釣り場が、立ち入り禁止などになり釣り場の減少の原因になっています。これから釣りを始める方も必ずゴミは持ち帰るなどのルールを守ってください!

※釣り場にゴミ箱が設置されている事があります。その場合もゴミ捨てルールを厳守するようにお願いします!

まとめ

初めて海釣りをする方、海釣りはマナーと注意を怠らなければ簡単に始められます!我が家でも先日、4歳なりたての長男も海釣りデビューを果たし、しっかりお魚をゲットしました!皆さんも是非チャレンジしてみて下さいね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です