
『お酒が飲めないから新幹線が1番便利!』と散々のたうち回ったのち、子供と一緒の旅行となった途端『車で行こうか?』と過去は振り返らない【SYUMI LABO】執筆者のマエダです。(子供たちって移動だけでも大忙し…笑)
今回は20代ではなく、30代の方にオススメしたい北陸金沢旅行です。沢山の観光ルートがある中で、コンパクトに回る金沢観光ルートが最高だったので、その紹介の記事になっています。
お子さんと一緒に『次の旅行はどこへ行こうか?』とお考えの方は是非、最後までお付き合いください!
【30代】子供と一緒に金沢旅行がオススメ!
日本海側に位置する、北陸は石川県の県庁所在地【金沢市】。「回転寿司でもネタが新鮮」と言われる金沢では、まず1番にオススメするのは魚介類、特にノドグロや甘エビは味わいたいところ。他にもゴーゴーカレーなどのご当地B級グルメも◯
2019年にユネスコの創造都市に認定されている金沢は、古き良き街並みが残る所謂【映える】スポットが数多く存在します。
そんな金沢をお子さんと一緒でも、ゆったり回れる!大人も子供も楽しめるオススメスポットを含めて紹介させて頂きます!
近江町市場

石川県産の鮮魚のみならず、北陸4県(福井県・石川県・新潟県・富山県)などの魚介類が並ぶ、我ら観光客にとって『まずはココやろ?!』の第一候補である!
地元民にとって近江町市場はこんな存在
今も「おみちょ」の愛称で市民のみなさんから親しまれている近江町は、狭い小路を挟んで並ぶ約170店の店先で新鮮な旬の魚介や野菜、果物をはじめ、精肉、お土産、菓子類など食に関するものから、生花、衣類など食・住のものまで、毎日のお買い物ができる場所として賑わっています。
お土産に悩む時には、友人やご家族に北陸産直で海鮮を送るのも◯!
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朝からやランチでも、お寿司を食べるには近江町市場がオススメ!こんな贅沢をできるのも旅行の醍醐味。手軽に楽しめるお寿司屋さんは勿論の事、海鮮丼や金沢ならではの鮮度を楽しめる回転寿司店もあり。
市場ならではの、早朝からやっているお寿司屋さんも多くありますが、観光客に人気なエリアなだけあり、ランチタイムは激混みなお店が多数。ゆったり楽しみたい方は早朝〜ランチ前、お昼過ぎの時間帯がオススメ◯
駐車場

https://ohmicho-ichiba.com/parking/
ひがし茶屋街

金沢旅行で必ず訪れたいのが【ひがし茶屋街】。近江町市場からも歩いて寄れる距離に、写真撮影にも人気な昔ながらの茶屋街が残っています!
江戸時代、加賀藩の頃に栄えたひがし茶屋街には伝統工芸品などの土産物店も多くあり、お土産を購入するのにも適したエリア。また、昔ながらの古民家・長屋を可愛く再生したオシャレカフェも多数。フォトジェニックな『映える』写真を撮りたい方にもオススメ!
金箔ソフト
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ひがし茶屋街を訪れたなら、是非味わって欲しいのが金沢名物【金箔ソフト】です!
濃厚なソフトクリームに、包み込むように大判な金箔が1枚。「金箔の味?」それは是非味わってみて下さい!何はともあれ必ず体験して、金箔ソフトは写真に収めたい。
何で金沢は金箔が有名?
国内で製造される金箔の、おおよそ99%が金沢産と言われていて(ほぼ全部笑)、確かに金沢を旅行していると陶芸品からソフトクリームにまで金箔が施されており、『何故なのか?』とは気になっていました。
- 乾燥を嫌う金箔、湿度の高い金沢の地
- 製造を禁止された過去、密造から培った技術
金箔というのは静電気を起こしやすい為、製造の場では乾燥が大敵。その点、金沢の土地では「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉がある程、雨の多い土地が金箔の製造には向いていたと言われています。
また江戸時代には幕府の施策により、江戸と京都以外での金箔の製造が禁止されてしまいました。そんな時代では金沢での金箔の製造は【密造】となってしまう為、純度の悪い素材しか手に入らない時代を長く過ごします。厳しい環境下で培われた職人の技術や経験、工夫、はたまた忍耐力などが、現在の高い製箔技術に影響されているのでは?とも言われているそうです。
すみよしや旅館

北陸エリア随一の旅行者人気を誇る石川県金沢には、勿論数多くの旅館が点在していますが、今回お世話になったのが【すみよしや旅館】
すみよしや旅館を選んだ理由は、今回のテーマでもある【コンパクトに回る・楽しむ金沢エリア】に適した場所で営業されている事も理由の一つでしたが、やはり1番は前情報でネット上に出回っていた旅館の写真から風情を感じた事。
実際に訪れた感想は…大満足の一言。『えっ、この値段でココに泊まれるの?』と心配になるような、歴史を感じる外観。旅館も大きすぎない良さがあり、静かな時間を堪能。
親切なおかみさんには大変お世話になり、観光案内だけでなく観光のポイントや情報も頂けて、今回の金沢旅行が満足いったのも【すみよしや旅館】のおかみさんがあってこそ!
我が家は小さい子供がいた為、1号室?の部屋風呂付きのお部屋に宿泊。(綺麗な檜風呂)
晩御飯はお部屋で金沢の名産を堪能し、朝は中庭を眺めながら【旅館の朝ごはん】を。(美味しい旅館の朝ごはんって、わかっちゃいるけど食べ過ぎてしまいますよね…笑)
※すみよしや旅館には駐車場がありますが、台数に制限があるので注意。近隣にパーキングあります!
すみよしや旅館

百万石の城下町、金沢。
すみよしやは、この街で最も長い歴史を持つ旅館です。
けやきの一枚看板、ひと抱え以上もある松の梁などに往時を忍ぶ姿が見られます。時代は移り変わっても、「ようこそ金沢へ、きてもってあんやとね,
なんもないけど いんぎらあーと していってたいね…」の心で、
これからもお宿一筋に努めてまいります。どうぞ、ごゆっくりとおくつろぎください。
兼六園、近江城
金沢を代表する観光名所、兼六園と近江城はセットで回ることができます。加賀百万石と呼ばれるだけあり広大な敷地を誇り、ゆったり回ろうと思うとかなりの距離を歩きます。
小さなお子さんと一緒の場合は、ベビーカーを持参するか、暑い季節にはライトアップされる夕方からの涼しい時間帯を狙うのがオススメです!近江城と兼六園を繋ぐ道には、オシャレなカフェやお茶屋さんが並んでいるので小休憩も◯
【裏技】早朝兼六園がオススメ!
『混んでる時間帯が苦手…』という方には裏技を。兼六園では早朝〜開園15分前まで、無料で開放されています。
実際に早朝に伺ってみると理由が判明。早朝の開園前の時間は、地元の方へのランニングコースや散歩コースとして開放されている模様。観光客も少なく、写真撮影にはもってこいの時間です。
※季節により兼六園は、開園時間や閉園時間が異なります。それに伴い、早朝開放時間やライトアップの時間も変わるので、訪れる時期に合わせて事前に調べて下さい!
加賀百万石!
江戸時代、加賀藩のお膝元として栄えた金沢は、幕府を除いた中では最大の102万5000石の石高を誇りました。
石高(こくだか)とは、近世の日本において、土地の生産性を石という単位で表したもの。太閤検地以降、地租改正まで、大名・旗本の収入および知行や軍役等諸役負担の基準とされ、所領の規模は面積ではなく石高で表記された。
中略
一石は大人一人が一年に食べる米の量に相当することから、これを兵士たちに与える報酬とみなせば、石高×年貢率と同じだけの兵士を養えることになる。つまり石高は戦国大名の財力だけではなく兵力をも意味していた。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/石高
豊かな土地で栄えた金沢城下町の歴史的建造物が今でも多く残っているのは、第二次世界大戦の最中でも運良く空襲を受けなかった事も大きな要因となっています。
金沢駅

車で金沢へ訪れた際でも、是非立ち寄って欲しいのが【金沢駅】。新幹線も直通の駅ビルの為、金沢のみならず北陸エリアの土産物はだいたい揃うのか嬉しい所。
また行ってみるとわかるのだが、とんでもないサイズの(デカい!)オブジェクトがっ!これは『鼓門(つづみもん)』といって、金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージして作られ、旅行者をおもてなす意味合いがあるのだとか。とにかくそのデカさに驚愕する事は間違いなく、撮影スポットや旅行のお土産話しにはもってこいなので是非!
金沢21世紀博物館
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次に紹介するのは金沢21世紀博物館。こちらも兼六園から歩いて行ける距離にあり、お子さんと一緒でも楽しめるスポットです。
家族旅行あるあるですが、大人は風情ある街並みに感激している頃、小さな子供たちは退屈していたり…。
そんな時は是非【金沢21世紀博物館】に立ち寄ってみて下さい!現代アートが所々に配置されており、映えるオシャレな写真が撮れると、どちらかと言えば若者に人気なスポットになっています。
現代アート美術館ならでは館内ではイス1つとっても、背もたれがウサギの耳のようになっていたり、『あれ?このエレベーター…どうやって動いてるの?』と驚いたり。

美術館の周りにもアートオブジェが配置され、現代アートが遊べる公園の遊具のよう。屋外エリアは芝生で整備されているので、小さなお子さんでも安心して遊べるエリアになっています!
※館内は有料エリアもありますが、無料エリアだけでも充分楽しめます!
番外編 恐竜博物館

最後は【番外編】という事で、金沢ではないのですが福井県民からのオススメで立ち寄った【福井県立恐竜博物館】の紹介を。
筆者は大阪方面より車で金沢へ。
多くの知人に『金沢行くけどオススメあります?』と尋ねると、多くの先輩が口を揃えて「小さな子供がいるなら、恐竜博物館良いから帰りに寄った方が良いよ!」と。
福井県民に聞くと、福井県立恐竜博物館は福井県民にとっては遠足で行くのだとか。「お子さんにとっては最高だと思いますよ!」と情報を頂き、いざ確認(遊び)に。
館内は、大人でも驚くようなサイズの恐竜のレプリカが所狭しと並び、そのスケールと世界観にビックリ!子供達の旅の思い出が【金沢行った】から【恐竜スゴイ!】へと上書きされてしまいますが、大人も子供も楽しめた家族旅行になると思いますので【番外編】として合わせてご紹介しておきます!
さいごに
本心を…言えば温泉宿で一日中何もしない、のんびりした休日を過ごしたい!と思っておりますが笑。
たまな家族旅行ですから、大人も子供も楽しめる方が良いですね!今回のコンパクトに回る金沢観光ルートですが、我が家にも5歳と2歳の悪ガキがおりますので自分自身の為。子供でも移動できて、遊べて、大人も満足楽しめて満足しています!小さなお子さんと一緒に、是非楽しんでみて下さい。