
今回は大阪市内から車で1時間程で行けるのに、大自然が味わえる渓流園地でのキャンプレポです。正直教えたくないキャンプ場ですが…。
合わせて予約の必要性など、昔とは状況が変わってきているので紹介しています。
春キャンプの魅力や、初心者の方への注意点もまとめておきますので参考にしてみて下さい。
(2020/3月の記事です)
漆黒の森キャンプ場こと渓流園地
TEL 072-478-8012
大阪市内から車で約1時間、阪和道で和歌山方面へ。貝塚もしくは岸和田出口を降りて長閑な山道を抜けていくと、辺りを山々で囲まれた谷間に地元の方が運営しているキャンプ場(渓流園地)はあります。
昨今のアウトドアブームにより整備されたオートキャンプ場が多い中、どちらかと言えば上級者向き。水道や炊事場は無く、ゴミは持ち帰りを徹底して下さい。
綺麗な水が流れる渓流と見渡す限りを木々が覆う風景から、昔からこの地を訪れるキャンパーからは漆黒の森キャンプ場と呼ばれているようです。
マナーを守って!
僕自身も大好きでお気に入りのキャンプ場なだけあって、今回紹介することにも躊躇いがありました。しかし多くのキャンパーがマナーやルールを守る事で、全国にもこのような場所が増えるといいな!という思いから紹介させて頂くことにしました。
渓流園地では細かなルールが定められていません。なんと敷地内どこでも直火が許されています!だからこそ火の始末やゴミの始末を徹底しなければ、自由に楽しめる場所がなくなってしまいます。
少しでも興味がある方は、最低限のキャンプに対するマナーを心得ている方のみにしておいてください。所謂キャンプ場のオッチャンが常駐しているわけではないので、売店もありませんし、質問等もできません。
【渓流園地の魅力】その①

とにかく自然の中で過ごしているという実感が湧きます。区画が決まっているオートキャンプ場や、大人気のフリーサイトのキャンプ場では味わえない、【自然の一部なのだ】ということを改めて思い出させて貰えます。
しかもそれが大阪府内でです。

子供達にとっても本当の山道を走り回り、水辺で石を拾って遊ぶ。普段は拾って遊んでいると怒られる木の枝も、ここでは薪になるので両親である僕らも協力を仰ぎます笑

普段平日にしか我が家は訪れませんが、夏場が繁忙期のようです。地元の子供達が川遊びに訪れたり、川辺でBBQを楽しんだり!
【渓流園地の魅力】その②
渓流園地では直火が許されています。なかなか直火が許可されているキャンプ場も少ないので、普段都会暮らしの方にとっては貴重な体験が出来ると思います。

幸いな事に今回はほぼ貸し切りだったので、昨シーズン消化しきれなかった手持ち花火を楽しみました!(春先なのに笑)
直火は子供達に『あそこはダメで、ココはOKで』の説明が難しいなと思い、焚き火台を使いました。

焚き火を楽しみすぎるあまり、薪が足りなくなってしまう事も…。
【渓流園地の魅力】その③
『オッチャンルールあり!笑』キャンプ場の利用料が格安!どうやら渓流園地では、デイキャンプ利用者が大半のよう。もしかすると僕らが利用する時だけかな?
- 駐車代金 1台1日/500円
- 利用料 大人1日/400円子供/200円
我が家は子供2人と合わせて4人で伺いましたが、キャンプ場を案内してくれたオッチャンが「子供も小さいな!2000円くらいで良いんちゃう!」僕の計算では2日分で3400円だと思うんですが…。大阪のオッチャンって感じ笑。
キャンプ場に予約の連絡だけしておけば、チェックイン・チェックアウトともに自由なので、それもまた魅力の1つ!
『1泊2日しか休みが取れない…』なんて方でもフルに時間を使えるので、忙しい人にもオススメですよ。
渓流園地の予約方法【予約は必要です!】
我が家が平日休みということもあって、渓流園地では、かなりのんびりとしたファミリーキャンプを楽しんでいます。
ですが、土日はかなり人気になっているようで、予約はしっかりした方が良さそうになっています。
また渓流園地はフリーサイト(決まった区画ではない)ですが、川沿いの人気の場所は1家族毎の区画のようになっています。基本は早い者勝ちなのですが、遠方からお越しの場合は混雑状況を確認する事をオススメします。
- 電話したらたぶんオッチャンに繋がるので、日と人数を
- 基本は早い者勝ちのサイト選びとなりますが、渓流園地の上の方は隣がすぐ崖というサイトもあります。小さい子がいる場合は相談して下さい
以前までは予約は必要なかったというか、予約しなくても空いていたんですが、今は違います。結構、混むようになっています。
ソロキャンで伺う場合は②の上の方のサイトでも隠れ家的で良い感じなのですが、ファミキャンの場合は注意が必要です。
TEL 0724-78-8012
おかけ間違いのないようにお願いします。

渓流園地での注意点
個人的には近場で行けて大自然な渓流園地ですが、初めて伺う方には注意も必要なので、ここにまとめておきます。

道が狭い
渓流園地へ向かう際、途中の住宅があるエリアから一本道へと進入します。そこから渓流園地の駐車場に到着するまでに、対向車とすれ違う為の車幅が取れるのが、1〜2箇所ほどしかありません。
運転が苦手だなと感じる方は、途中すれ違う為のポイントを覚えておく方がいいかと思います。
水がない
前記しましたが、かなり自然に近い形で運営されている渓流園地ですので、炊事場などの設備はありません。(綺麗なトイレはあります!)
なので炊事用の水は各自持参する必要があります。(綺麗な川はあります笑)
底冷え(秋・春)
あまりキャンプに慣れていない方は春先など底冷えに気をつけてください。たとえば最低気温が5度と聞くと「真冬の格好なら大丈夫だろう」と感じますが、就寝時の地面から感じられる冷気は想像以上のものがあります。
多くのベテランキャンパーでも、後悔することの多い防寒には必ず準備をして臨みましょう!
コットかマットは必要
キャンプに慣れている方は問題ないと思いますが、不慣れな方は特に注意してください。
渓流園地ではゴツゴツと地面が良くない場所もあります。コットがあれば安心ですが、最低でも厚手のマットを是非。
害虫(特に夏)
我が家はあまり、真夏にキャンプは好まないので渓流園地にも夏に訪れてはいません。が、必ず色々出るであろう雰囲気はしています!笑
蚊、アブなどはもちろんですが、しっかり対策は必要だと思います。
花粉(春)
今回のキャンプで我が家が、思いもよらぬ体験をしました。
初めて花粉の季節に渓流園地を利用しましたが、夫婦共々くしゃみと鼻水がダラダラ。
花粉症ではあるものの、普段はそんなに酷い症状ではない僕と嫁。何か(スギやヒノキ)まではわからなかったですが、花粉時期は覚悟が必要です。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
正直教えたくない渓流園地の、情報と注意点をまとめてみました。くれぐれもマナーを守って自然を、貴重なキャンプ場を失わないようにご協力下さい。
今度、大阪の友人と行くところの第一候補にします。わかりやすく助かりました~~!