
なんと最近になってPowerArQ2が発売されたのをご存知だろうか?『今回はポータブル電源と言えば!』というくらい多くのキャンパーやアウトドア好きに人気のsmart Tapシリーズの新モデルPowerArQ2をご紹介!
アウトドアブームの広がりと共に、多くの方が求め始めたポータブル電源。ファミリーに人気のオートキャンプや、車中泊での使用も可能なのですがその一方、大容量のバッテリーでは安全性への理解も必要なアウトドアギアになります。
また毎年のように起こる自然災害による、日本各地の停電への対策として、一家に一台防災グッズとして常備するご家庭も増えています。
我が家もそうですが、小さいお子さんがいる家庭では、特に安全性や災害時の持ち運びの利便性なども、購入の際は検討材料とする事をオススメします。
それではスペックや安全性など、徹底リサーチしていきます!
ポータブル電源とは?
ポータブル電源とは、いわば大きな充電池です。屋外でのアウトドアや災害時に、現在の生活では欠かせないスマートフォンやポケットwifiなどを充電する事が出来ます。
これだけではモバイルバッテリーと使用シーンは同じなのですが、大きな違いはAC電源が使える点。一般家庭で使う家電をも動かす事ができるのです。
これにより今までモバイルバッテリーでは、スマホやポケットwifiだけが充電対象だったが、大容量ポータブル電源を使う事により、アウトドアシーンでは夏場の扇風機や冬場の電気毛布などが使用できるようになりました。
扇風機や電気毛布等は災害時にも役に立つ為、防災グッズとしてもポータブル電源は【あれば便利なグッズ】として人気を集めるようになっています。
安全なのか?
ポータブル電源の多くには、リチウムイオン電池が採用されています。皆さんもよく知る、モバイルバッテリーもリチウムイオン電池が採用されており、近年モバイルバッテリーの発火などは大きくニュースに取り上げられるなど、問題視されています。
モバイルバッテリーではPSEマークという、安全性が確認された証(マーク)がないと、日本国内では販売出来なくなっており、少しずつだがより安全な方向へと向かっています。
またモバイルバッテリーよりも、大容量なポータブル電源ですからより安全でなければならない。
ポータブル電源を製造する各社は、自社製品へ自主的にPSEマークを取得する為の検査や、BMS(バッテリー・マネジメント・システム)の採用などを進めています。
安全性を高める為、製品によっては三元系リチウムポリマー電池を採用している製品なども出てきています。三元系リチウムポリマー電池とは、電気自動車などに使われる充電池なので、リチウムイオン電池に比べ、より安全と言われています。
smart Tapシリーズ
PowerArQ2は日本企業の加島商事株式会社が手がける、smart Tapシリーズの新モデルです。smart Tapシリーズにはこれまで、大容量のPowerArQと小型で価格もお手頃なPowerArQ miniが販売されてきました。
PowerArQ2

製品仕様
- 45,000mAh/500Wh
- DC入力:9.6-12.6V/3A
- AC出力:100V、3A、50Hz/60Hz(切り替え可)300W、瞬間最大450W
- シガーソケット: 9.6-12.6V/10A
- USB出力:5V/3A(二口合計)×2
- USB Type-C : 5V/3A, 9V/3A,12V/3A15V/3A, 20V/2.25A
- 認定資格:PSE、BMS
- 保証:24ヶ月
- 充電温度: 0-40 ℃
- 動作温度: 0-40 ℃
- 充電時間: 約6~7時間
過去製品との違い

旧モデルでは大容量のPowerArQと、使い勝手の良いPowerArQ miniの2つがありましたが、新モデルのPowerArQ2の容量はこの2つの間をとった製品のよう。
しかし500Whの容量を確保しながら、充電時間は短縮されており性能アップが見て取れます。また今回の新モデルから、type-CのUSBに対応しているので幅広い製品への充電にも対応。
使用シーン
キャンプや車中泊等の アウトドア全般。電気毛布・扇風機・ 夜釣り・ラジコン・TV・LEDライト・電動シャワー・電動工具・天体観測・屋外での撮影・カメラの充電 ・バックアップ用バッテリー・家庭用蓄電池・防災用充電池etc…
500Whはどれくらい使えるのか?
500Wh(ワットアワー)とは、時間のことを指しています。 具体的には500W(ワット)の消費電力の機器を、1時間動作させることができる容量。という意味合いになります。 100W(ワット)の消費電力の機器であれば、約5時間の動作させることができる。という意味合いになります。 (これは理論値であり実際の動作時間は異なります。)実際の動作時間は、利用される製品の消費電力や、温度環境、電池の劣化状況によって随時変化します。 小さい電力で長時間利用するほど取り出せる電力は大きく、大きな出力で短時間で利用するほど取り出せる電力は小さくなります。 また出力効率があるため、ACよりもDC電源の方が取り出せる電力が大きくなります。
smart Tap公式
Wh(ワットアワー)の計算はあくまでも、理論値であり、出力時の変換効率も使える電力には大きく影響を及ぼします。
PowerArQ2の変換効率への工夫も、後ほど説明しております。
Wh(ワットアワー)や用語を詳しく知りたい方は、まとめてありますのでコチラをどうぞ
ポータブル電源とは?我が家で購入を検討中なので徹底リサーチ①
安全性能も向上!
新モデルのPowerArQ2にはBMS(バッテリー・マネジメント・システム)を搭載。これまでもPSEマークの取得や、温度検査、衝撃検査、摩耗検査、落下テストなどを実施し、徹底的に安全性を追求してきたsmartTapのPowerArQシリーズですが、今回の新モデルPowerArQ2はより安全になったと言えます!
BMS
BMSとはポータブル電源に使われているリチウムイオン電池の、電圧や温度を、管理し制御する機能。過充電や過剰充電、加熱は故障の原因になり最悪、事故にも繋がりかねない。安全を取るなら、BMSは必要!
PSEマーク
経済産業省が2019年2月1日より、電気用品の範囲等の解釈について一部改正し、モバイルバッテリーを電気用品安全法(PSE法)の規制対象とすることを発表しました。
ポータブル電源はこの規制強化の範囲外なのですが、安全性能の高いポータブル電源にはPSEマークがついている製品が今では多く発売されています。
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魅力ある機能!
ここからは、PowerArQ2の魅力ある機能を紹介していきます。
ミニディスプレイ搭載!

本体にはミニディスプレイが搭載されており、簡単に電池残量や出力を確認することが出来ます。災害時など残量に注意を払う必要がある時でも、誰でも安心して使用する事ができます!
格納式とワイヤレス充電!

今回の新モデルPowerArQ2では、持ち手の部分が格納式になり、本体上部が平面に収納する事が出来るようになりました。
一般ユーザーで複数所有する事は少ないでしょうが、施設などで防災用に所有する際は、複数を重ねて収納する事が可能です。

また平面になった上部にはワイヤレス充電機能を搭載しました。これにより、充電のし忘れなども少なくなるかも?!
・出力: 5W/7.5W/10W
iPhone11で最大7.5W、ワイヤレス充電に対応しているAndoroidであれば、最大10Wで急速充電が可能。
カーチャージャー機能搭載!

PowerArQ2は車のシガーソケットからも充電する事が可能です。24V車(4A)なら付属のケーブルで満充電が可能です。
また12V車では、関連グッズのSTSL300(電圧変換ケーブル)を使う事により満充電が出来ます。付属のケーブルを使う場合は、約6時間で約60%の充電が可能です。
パススルー機能搭載!
パススルーに対応していると、ポータブル電源を充電中にも、スマホなど電気機器への電力の給電ができます。非対応の物では、充電中は給電する事はできません。
※パススルー充電機能を搭載していますが、パススルー機能は防災時や緊急時に役立つ機能です。パススルー自体はバッテリーの寿命を縮める行為なので、あまりしない方がいいです…。

日本の電化製品の電圧は100Vですが、市場にはAC出力の電圧が110Vと海外仕様のポータブル電源も存在します。 電圧を合わせずに使用した場合、通常より消費電力が増加し、バッテリーの減りが早くなる可能性があります。 PowerArQ2は日本の家庭用コンセントと同じ電圧の100Vに設計しており、消費電力が増加してしまう心配はありません。
もしもパススルー機能を使う場合でも、電力の減りを最小限に抑える工夫もされています。
防災用LEDライト搭載!

旧モデルまでは120ルーメンだった背面の防災用LEDライトも、PowerArQ2では約400%アップした笑、520ルーメン!
2種類の最適ソーラーパネル充電

防水ソーラーパネル120W(STSL120M)
防水性能があり、ベランダで常時設置する場合でも対応可。四隅にヒモを通す穴が置いており、固定可能。

折りたたみ式ソーラーパネル120W(STSL120FD-MC4)
折りたたみ式のソーラーパネルでアウトドアなど持ち運びに便利。地面に固定するペグ付き。
※PowerArQ2はソーラー充電も可能です!ソーラーパネル自体は同梱されていない為、必要な方は関連商品としてご一緒にお買い求め下さい。
AC出力が2口へ!

旧モデルまでは1口だったAC出力が、PowerArQ2より2口になりました。合計ワット数が300wまでなら複数の危機を充電・使用する事ができるようになりました。
USB type-Aは4口、type-Cを1口搭載!

旧モデルまでは3口だったUSBを、PowerArQ2では4口に変更。これにより家族での使用が考えられる、ファミリーキャンプや災害時でも複数機器の同時充電を可能にしました。
またPowerArQ2ではUSB type-C充電機能も搭載!正弦波を採用しているので、ノートパソコンやタブレットなどの精密機器への充電・使用にも対応しています。
正弦波
出力電気は正弦波と擬似正弦波があり、擬似正弦波では一部の電気機器は使えない。特にパソコンなどの精密機器の使用、充電をお考えの方は正弦波対応は必要な機能!
保証内容もスゴイ!

私たちは製品に自信があります。購入後に万が一「思っていたものと違う」などご満足いただけない場合、商品到着後60日間、無条件交換 or ご返金を承ります。
あなたの生活にPowerArQ2が本当に役立つか、じっくりとお試しください。
なんと『思ってたヤツと違う!』なんて理由でも返金対応してくれます。
メチャクチャ自信ありのよう!

お客様にご安心して末長くお使い頂くために、PowerArQの製品保証は通常で2年間の長期保証が付帯します。万が一の故障の場合は弊社カスタマーサポートまでご連絡ください。問題解決のため誠心誠意対応させて頂きます。
※経年劣化によるバッテリーの劣化、またはお客様ご自身の使用による破損、故障、水没などに関しましては有償修理となる場合がございます。
1年間の保証が多いなか、2年間の保証は嬉しいですね!

私達は「購入するまで」がお付き合いではなく「購入してから」がお付き合いの始まりと考えます。
海外メーカーも多いポータブル電源ですが、やはり日本メーカーとしての保証や安心感は格段に違います!
海外メーカーの購入後への不満なども目にしますが、やはり安心が1番かと。
気になる点…
やはり最新でも、この手の製品に完璧はない訳で…。少しですが、僕が気になった点もお知らせしておきます。
【重量】
まず第1に気になった点は、製品の重さの問題。PowerArQ2の重量は約6,2キロです。やはり防災グッズとして期待するならば、女性や子供が片手で持てる事が最重要!
もしもの災害時、片手には懐中電灯を持った状態でポータブル電源を屋外へ持ち出す事を考えた場合、6,2キロは大人の女性でも怪しいような…
【動作温度】
次に気になった点は、稼働が保証された動作温度…。動作温度が0度〜40度が推奨されており、雪国の方にはちょっと厳しいような…。
北日本の方、過酷な真冬に使用が考えられる方は、しっかりとお問い合わせ下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は新しくなった大人気smart Tapシリーズの新モデル、PowerArQ2を徹底解説させて頂きました!旧モデルのPowerArQよりも、かなり安全性に重きを置いたモデルチェンジを果たしている印象を受けました!
これからポータブル電源の購入を検討されている方は、是非参考にしてみて下さいね!