ペグとはテントやタープなどの大型のキャンプギアが風で飛ばされないように、地面に固定する為の大型の釘や杭の役割をはたすグッズ。
海の近くや山間では突然の突風に襲われる事も…。特に子供達と一緒にファミリーキャンプを楽しむなら安全にも考慮したいですよね。
今回は大型ギアを安全に設営する為のペグを解説していきます!

ペグとは?
これからキャンプにチャレンジしようというアナタも聞いた事や、見た事はありますか?このペグという物が、一言では言い表す事が出来ない程、種類やシーンに合わせた使い方があるんです。
LOGOS(ロゴス)
この2つが一般的にキャンプを始めた頃に使うペグです。イエローの方がプラスチック製、シルバーの方はステンレス製やスチール製。
テントなどを購入すると一緒に同梱されている事がほとんどで、初めては皆さんが通るペグです。
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形状通り、勿論とんがっている方を地面へブッ刺す!
大きなテントにはペグ穴という物があり、本体を直接地面に固定する時に使う。また大型のギアは、本体のみの固定では突然の突風などに耐えられない事もあります。
その為本体から四方八方へ伸ばしたロープで強力に固定する必要がある。そのロープをペグに引っ掛け、ロープを固定する時にもペグを打ちます。
※ちなみにペグを打つことを多くのキャンパーは、”ペグ打ち”と言うので是非ドヤ顔で使ってください笑。
ペグ打ちを理解しよう!

写真【知識】知らなかった!テントで正しい「ペグ」の打ち方 | &GP
ペグ打ちは大型ギアの固定強度を上げる為に行います。そこで1番重要になるのはペグを打ち込む角度です。写真を参考にして頂きたいですが、必ず角度を意識して打ち込むようにしましょう, 。
またペグ打ち用のハンマーには引き抜く際の引っ掛ける部分があるので、思い切ってしっかり打ち込んで下さい。
(※ロープはしっかりピンと張ろう)
ペグの種類
ペグの素材は使うシーンに合わせて様々な種類が発売されています。また各々に特徴があるので、順に見てみて下さい。
【軽量ペグ】アルミ製
- アルミニウム
- アルミニウム合金
- ジェラルミン
アルミ製と言っても基本的には3種類から選ぶ事になります。上から順に強度と価格が上がっていくのですが、1番身近なアルミニウム製品はアルミ缶やフライパン。素材的には変形に注意を払う必要があります。
ジェラルミンの中には超超ジェラルミンと呼ばれる最硬度の物も存在し、航空機やスポーツ用品に使われている事もあるそうなのですが…。一般的には弾力性があると表現されますが、ペグとしては強度の弱いペグという印象。
しかし特徴としては、加工が容易な為さまざまな形状のペグが販売されています。ペグの中では凄く軽量で、重量を減らしたい方やトレッキング、バックパックに荷物を詰めて移動をする方にはオススメ!
【耐久ペグ】ステンレス製
ステンレス製は錆びにくく、汚れにくいといった特性を持っています。鋼とクロムの合金で、名前の由来はstain(汚れ) less(にくい) からステンレスと言われています。
主にシンク(流し台)やスプーン、フォーク、水筒などの水に関係する小物や水回りに使われている素材。一般的に金属は水に弱く腐食してしまいますが、ステンレスは特性を生かし水に対して腐食が懸念される製品に多く使われています。
重量はアルミの約3倍ほどしますが、錆びにくい汚れにくいという特徴を生かして長持ちにも期待できます。
【安価なペグ】スチール製
スチールは重くて錆びます…。なので表面にサビ防止の為の塗装が施されているモノが多いです。しかしアルミなどに比べて安価という特徴も!
テントやタープといった大型ギアに同梱されているペグの多くはスチール製の為、キャンパーが最初に保有する事が多いのもスチール製ペグです。
スチール製のペグで代表的なネイルペグは、ペグの頭の部分(ハンマーで打つ部分)がプラスチックで出来ている為、ペグ打ちの際に割れる事も。
鍛造製(たんぞう)
多くのキャンパーが【頑丈なペグ】を求めて購入しています。購入の際迷ってしまうのが鋳造(ちゅうぞう)との違い。
鍛造は金属をたたいて成型する加工法で、鋳造は金属を溶かして液体にし、型に流し込む加工法です。どちらでも同じかたちの部品をつくることはできますが、たとえ同じ見た目のものをつくっても、両者には大きな違いがあります。
中略
鍛造はたたく過程で金属の結晶を整え、気泡などの内部欠陥を圧着させるため、粘り強さが生まれます。
引用鍛造と鋳造の違い|鍛造品・機械・製缶加工品なら兵庫県姫路市のシンエイコーポレーション
鍛造とは包丁職人や刀鍛冶などの映像を想像して下さい。真っ赤になるまで熱した鉄を『カンカン』と叩く。これによって強度が増すのですね。硬度、強度を求めるなら鍛造ペグ一択です!
ことわざの『鉄は熱いうちに打て』も鍛造からきているのでしょうね!
鉄(てつ)は熱いうちに打て
1 鉄は、熱して軟らかいうちに鍛えよ。精神が柔軟で、吸収する力のある若いうちに鍛えるべきである、というたとえ。
2 物事は、関係者の熱意がある間に事を運ばないと、あとでは問題にされなくなるというたとえ。
アイディア自由自在!
ペグはテントやタープなどの大型ギアの固定だけにあらず。その頑丈さと地面に固定する力、それとアナタの自由な発想で即興ギアが!
香取線香!
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香取線香もなんかオシャレ?!この使い方なら四方からシャットアウトできそう^_^
ちょっとした収納に!
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ペグを3本組み合わせて、クッカーをかける!ソロキャンプなどでも活躍しそうなアイディア♪
コーヒーのドリップに!
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えぇぇっ!こんな使い方もありなんですか?!コーヒーをドリップするだけで注目される事、間違いなし!
串を固定!
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美味しそうな魚の塩焼き♪と思いきや!その串はペグで固定∑(゚Д゚)何でもありな発想に感服!
ジャグ置きを即興DIY!
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これなら忘れ物の多い僕でも、ペグさえ持っていれば…って、天板も持っておく必要がありますね^^;
リードを固定!
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ワンちゃんが一緒でもペグがあれば安心!
ユーモアセンス抜群!!
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頑張って僕がテントを守ります!
可愛いすぎる!!
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『マドラーなかったっけ?』
『あっ、ちょうど良い細くて長い棒あった!』
アイディアが自由自在すぎる笑
オススメペグ
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キャンプ場によっては地面が固く、ペグが刺さりずらい場所も多く存在します。最初は同梱のスチールペグでもいいでしょうが、天気予報などをチェックし、いずれ良いモノに買い替えていく事をオススメします。
プラスチックペグは…今のところ、僕には使い道がわかりません…笑。
個人的には圧倒的に鍛造ペグをオススメします。あとはペグを使う場所やシーンによってアルミ合金やジェラルミンの軽量ペグを使い分けると良いでしょう!

まとめ
ペグはテントやタープを買った時に、ほとんどの商品に同梱されています。しかしアウトドア、キャンプには危険も付き物。すこしでも安全に楽しむなら、少し良い物を考えてみてもいいのではないでしょうか?