
これからグループキャンプやファミリーキャンプにチャレンジしたい方にとって、まず購入を考えるのがテントだと思います。
今回はそんなテントを購入する前に知っておくべき、2つのスタイルを紹介していきます。
テントってどれがいいの??
ではこの質問からですよね。
テントってネットで調べてもめちゃくちゃ種類があります。それと初めて調べるとビックリするのが価格帯もバラッバラ…。キャンプ用品に詳しくなるとブランドやメーカーで『これはハイブランドだから高いだろうなぁ』や『ここはお手頃価格だろう!』とか分かるようになるんですが。
今回の記事では
- どんなテントが流行りなのか?
- テントを選ぶ際は2つのスタイルがある
この2つに重点を置いて説明を進めていきます
【キャンプの基本】テントの選び方
①まずテントを購入する時は使用するであろう人数で見ていきます。
テントをネットで購入する場合や店舗で購入する場合、どちらでもパッケージには〇〇メートル×〇〇メートルと表記があります。が、この表示だとサイズ感がいまいちわからないと思います。しかしほぼ全てのテントでは、メーカーがパッケージに【大人2人子供2人用】などイラスト付きで表示されてます。
なのでそんなに難しく考えずに、各グループ各家庭に合わせてサイズ選びは簡単にできますよ!
②次にテントの耐水性や撥水性などです。
これは正直…どのテントも当たり前に屋外で使う用に設計されています。生地自体は雨漏りしません。ただメーカーや生産モデルによって、縫い目から雨漏りするというのが多いです。高価な買い物ですから長年愛用できるモノを選びたいですよね?
1番の回避策はネットの口コミだと思います。実際に買ったユーザーが使ってみたところ、「雨漏りした…」と残念コメントをしてる場合は要注意。
ただ、どの商品にも完璧はない訳で。ちゃんとアフターサービスで返品交換してくれるか確認してください。
雨漏りするかは使わないとわかりませんよね?!なのでテントを購入したらできるだけキャンプに行く前に、自宅で開梱し縫い目やつなぎ目を重点的にチェックしてください。
【テント選び】スタイルは2種類!
一言でテント!と言っても様々なタイプが販売されています。ですが覚えるのは2パターンで大丈夫です。2つのスタイルだけ覚えてください。

ロゴス(ツールームテント)
テント=寝床
タープ=日除け、雨除け
キャンプではテントと同じくらい、タープと呼ばれる日除け・雨除けになるキャンプギアを使います。大自然のキャンプ場ですから、炎天下や突然の雨も考えられます。
このタープとテントが、一緒になってるか?別々になってるか?によってテントのスタイルが変わってきます。
初心者の方やこれからグループ・ファミリーキャンプにチャレンジされる方が想像するテントは別々のタイプだと思います。
テントとタープが一体型になっているキャンプギアをツールームテントと呼び、今現在キャンプシーンでは流行しています。
テント+タープ
ちなみに我が家は別々タイプを現在愛用しています。キャンプに行く時に家族以外にも友人が参加する事があったり、友達家族とも行く機会があります。
上の写真は最初に使っていたテント+タープで、最近は下の写真のタープを使っています。
ちなみに下の写真の時は3家族でキャンプへ行ったので、奥に見える部分がみんなのリビングになります。(手前はテントではなく蚊帳)
一体型と違って大人数でもみんなが集まる場所があり、開放感の点でもやはりタープ単体の方が「キャンプしてる〜」って感じがするような気がします。(個人の意見笑)
下の写真に写ってるタープはパーティーシェードという名前なのですが、キャンプ仲間3家族が同じモノを所有しているので、サボって持って行かなくても大丈夫です!笑
またテント+タープの場合タープ単体で設置できるので、キャンプ以外でのアクティビティにも使えるのは良いかなと思います
例えば友達家族とのBBQや、お子さんがスポーツ系の習い事をされている方でしたらイベント毎に使えたりします!これは凄く魅力的なポイントだと思います。

ツールームテントの中身
簡単に言うと大きなテントを建てまして、中にインナーテントと呼ばれる部分を引っ掛けて寝室を作ります。内部は、半分テント・半分リビングという使い方です。
もしも雨天でも寝床からリビングに濡れずに移動できます。虫の気になるシーズンでも、側面がメッシュ構造のタイプが多く、風だけ通します。メッシュも開けて全面開放的に!なんて使い方も出来ます。

これはインナーテントを釣ってない状態なのでかなり広いですね!皆さんの想像するテントとは少し違うのではないでしょうか?
現在ではグループ・ファミリーキャンプにおいてはこのツールームテントが流行しています。
- キャンプ場での設営が必要な大きなキャンプギアが1つで済む
- 雨天や虫対策にも対応できる
などが人気の理由でしょうか。実際に各メーカーからもツールームテントの新商品が多く発売されています。

で、どっちがいいの?
時と場合によります…。シュチュエーションによる!ですかね?笑。
2つのスタイルのメリット・デメリットを書き出してみるので、どちらが合うのか皆さんで考えてみてくださいね!
テント+タープ
- 価格は安くなる
- 開放感がある!
- キャンプ以外のイベントにタープを持っていける
- 仲間や大人数でもみんなでワイワイ!
- ペグ打ちとか手間は多い
- 雨天の時などは色々考えないといけない(準備など)
- 蚊などの害虫対策が必要不可欠
慣れてくるとテントとタープの2つを設営する事は気にならなくなります。我が家ではキャンプ場に着いて、まず最初に設営してしまうのはタープです。
テントは寝るまでに設営出来ていれば問題ない訳で。タープさえスムーズに設営してしまえば、着いてすぐに子供達とお昼ご飯を済まして、子供達は遊びに夢中になれます。なので、ツールームよりも仲間や家族が待つ時間が少ないです。
逆に撤収時はタープだけを残して、テントなどの他のキャンプギアは全て撤収してしまいます。そしてチェックアウトの時間まで子供達は遊び、親は日陰で待っているというのがいつもの流れになっていますね。
一体型ツールーム
- 1つ建てるだけで全てが終わる!
- 雨天時も移動で濡れない
- 蚊帳機能があるので虫の心配も軽減
- 完全プライベート空間!
- 『おっ!あれ新しいやつ!』と周りのキャンパーに1目置かれる笑。(キャンプ場あるある)
- 価格はナカナカの値段…。
- キャンプにしか使い道はない
最近のアウトドアブームで連休ともなれば、どこのキャンプ場でもかなりの混雑になります。周りの目が気になる方はツールームの方がいいでしょう。
またツールームテント内にインナーテントを設置しなければ、大きな蚊帳(リビング)としても使えるのでグループキャンプなどをする時に、子供達が多くても使い方の工夫で多機能に変身してくれます。
キャンプギアを増やしていく時に悩むのが、他の持ち合わせているキャンプギアとの一体感。カラーや材質等、まとまりがある方がカッコいいとされます。
最初にツールームテントを購入してしまえば、テントとタープが決まってしまうので、その後のキャンプギア選択も気軽に出来そうです。
知っておきたいテント用語!
テント・タープ・ツールームテントのお話でしたが、一緒に知っておくべき事を数点説明しておきます。
前室付き
ツールームテントが流行る前は前室付きテントが主流でした。我が家が使っているテントも前室付きです。
前室とはリビングの広さとは比べものになりませんが、お家でいう玄関のようなスペースが付いています。雨天時にテントを締め切っても靴を脱ぐスペース、濡れては困る道具を非難させるスペース程度は確保されます。
前回の我が家のキャンプは夜間雨でしたが、前室に大型のクーラーボックスと1人がけのイス、家族の靴くらいはおけました。
テントを選ぶ際に前室付きとなっていれば『玄関の機能が備わっている!』と思ってください。
カマボコテント

ツールームテントを調べていると、たぶん出会う言葉だと思います。このカマボコテントとはDOD(ディー・オー・ディー)というキャンプ・アウトドアブランドから発売されているツールームテントです。
僕の認識ではこのカマボコテントの人気に火がつき、ツールームテントが一気に主流になってきたと感じています。
それまでのツールームテントは、その大きさゆえに初心者が1人で設営するのが困難でした。しかしカマボコテントは特徴的なフレームの形から、初心者でも気軽に設営できるツールームテントとして人気になりました。
小さなお子さんがいる家庭では、子供の面倒を誰かが見ないといけません。なのでキャンプ場でもパパが1人でテント設営に奮闘している姿もよく見かけます。
テント選びには設営の簡単さも考慮すると良いかもしれません。
ネーミングが狙ってるとしか思えないw https://t.co/AOYANMfJO0
— SYUMI LABO (@syumilabo) May 15, 2021
今ではチーズタープというネーミングのタープが登場し、チーカマを完成させた方も笑
変わらぬ人気のテント!

コールマン・タフドームテント

スノーピーク・アメニティドーム
この2つのテントは変わらず人気のあるテントです。性能は勿論、価格も手頃なのが特徴。
初めてのテント選びでは、必ず候補に入ってくるテントだと思います。どちらにも前室が付いており雨天時でも多少のスペースが確保できます。
コールマン(Coleman)・スノーピーク(snow peak)とは有名キャンプ・アウトドアブランド。最初に紹介したロゴス(LOGOS)と並び、現在の日本で購入できる三大アウトドアブランドと言ってしまって良いと思います。
なので、安心・信頼して長く愛用できるテントになります。
ロゴスショップATC店
先日、たまたま子供と遊びに出掛けた先にロゴスショップ(アウトドアブランドのお店)がありまして。綺麗にテントが展示させてました。
最新式がズラリと並んでいたので、アウトドアブランドロゴスの店内写真を使って【キャンプ初心者向けテントの選び方】記事内の写真を撮影させて頂きました。

【大阪メトロ トレードセンター前駅】降りてすぐATC内3階にあります。店内はかなりの広さがあり、沢山のアウトドア商品とウェアなどが並んでます。
大型のテントも設営、設置されていますので実際に見て・触れて選ぶ事も出来ます。設営されているテントやタープはモデルルームのように、スタッフ一押しキャンプギアが設置されているので、それを見ながら商品を品定めするのもいいかと思います!
まとめ
家族だけで楽しもう!なら一体型ツールームテントが良さそうだと思います。小さい子供や女性がいても蚊などの心配も軽減されます。
せっかく連休を作って、キャンプ場を予約して雨予報なんてのは結構あります。ツールームなら雨でもみんなでワイワイできるんじゃないでしょうか?ただ価格はナカナカなんで考えものです。
『いやいや仲良し家族とも行きたいなぁ!』『俺が教えてやるゼ!』な方は別々でいいと思います!
結局ツールームのリビングでBBQはできません(臭いもする為)。寝床は別に用意して、キャンプは外でワイワイする!
日中の日除けや雨天時の雨除けには使うけど、『ワイワイする場所はココ!』と分かりやすくもできます。
子供は寝なさい!あとは大人の時間。
とお酒を楽しむ僕は別々タイプ〜!
テントは長くアウトドアライフを共にする、高額なキャンプギアです。大いに悩んで下さいね♪