
アウトドアブームの到来と共に、注目度も抜群!キャンプや車中泊、防災グッズ、はたまた遊び方も自由自在なポータブル電源。
今回は先日、満を辞して購入したポータブル電源【LACITA エナーボックス】についてのレビューになります!気になっている方は是非、参考にしてみてください。
LACITA エナーボックス詳細

サイズ | 303mm×134mm×184mm |
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重量 | 約5kg |
容量 | 120,000mAh/444Wh |
DC入力 | 12.5〜24v/6A(最大) |
AC出力 | 100v 60Hz /400w(定格) |
シガーソケット | 9〜12.6v |
USB出力 | 5v-2.1A(各ポート最大) |
認定資格 | UL PSE BMS MCU |
動作適応温度 | -10℃〜40℃ |
保証 | 30日間無理由保証・12ヶ月メーカー保障 |
電力残量 | 表示LEDインジゲーター |
精密機器対応 | 純正弦波採用 |
サイクル回数 | 500回以上 |
充電時間 | 約7時間 |
充電池 | 三元系リチウムポリマー電池 |
同梱 | ポータブル電源本体、本体充電用ACアダプター、取扱説明書 |
LACITAエナーボックスを選んだ理由
スペックには専門用語も多いので、ここからは僕が【LACITAエナーボックス】を選んだ理由も踏まえて、詳しく説明していきますね!
少し難しい用語も出てくるので、ちゃんと理解したい!という方は以前書いたポータブル電源とは?我が家で購入を検討中なので徹底リサーチ① という記事で用語の説明をしています。気になる方は覗いてみて下さい!
大容量だけはダメ!

まず、ポータブル電源を選ぶ際に多くの方が必要とするのが大容量。
この大容量が人気というのは当たり前に製造メーカーもわかっており、市場には大容量で安価なポータブル電源が溢れている事が、探す側としてはなかなか厄介。
・Whだけが特出して多ければファミリーキャンプや災害時に、電化製品を長時間動かす事が出来るのか?答えはNOです!
ポータブル電源は言わば大きな充電池。わかりやすく言うとモバイルバッテリーの、大きな物です。内蔵電池(直流)からAC電源(交流・一般コンセント)に変換する際に、どうしてもロスが出てしまいます。

このLACITAエナーボックスでは、この充電池本体からAC電源への変換効率に着目し、DC-AC変換効率が最大で95%を達成しており充電された電池を無駄なく使う事ができます!
ポータブル電源で、この変換効率に着目して製品を作っているのは数少ない国内メーカーくらい。もしも他社製をお考えの場合は調べてみて下さい。
AC電源とは交流電源のことで、コンセントから供給されている電源が交流電源です。 DC電源とは直流電源のことで一般的には乾電池やバッテリーがそれにあたります。
LACITAのエナーボックスの容量【120,000mAh/444Wh】
- どんなモバイル製品をどれくらい充電できるのか?
- どんな家電製品をどれくらいの時間、動かす事ができるのか?

僕自身も購入後使ってみましたが…なんせ、大容量なもんですぐには無くなってくれません…笑


冬場のファミリーキャンプを想定して、灯油で動くファンヒーターを繋いでみましたが、何の問題もなく動きました。
エナーボックスのAC出力が400W(定格)、ファンヒーターの点火時が最大390W必要という事で結構ギリギリかな?と思いましたが、何の心配も要らなかったようです。
(スペック通りで安心しました!さすが国内メーカー笑)
【エナーボックス】3つの充電方法
エナーボックスの充電方法ですが、自宅での家庭用コンセントから充電できます。充電中はアダプター部分が少し熱くなるので、火傷などはしないでしょうが、最初だけは程度を知る為に近くで見守ってみて下さい。
あとの2つの充電方法は、別売りの関連アクセサリーを購入する必要がありますが、”車のシガーソケットからの充電”と”小型ソーラーパネルからの充電”が可能です。
純正弦波搭載
ポータブル電源はなかなかに高い買い物になるので、我が家では防災用としても活躍を期待して購入しました。
2019年も台風や地震などの災害が起こり、全国各地で停電が起こりました。そんな災害時にパソコンなどの精密機械を動かしたり充電したりするには、純正弦波が採用されていないと正確に動かない事があります。
正弦波に関しては、もう実装されていない時点で問題外なので特に海外製品では気をつけて下さい。
蓄電の維持

例えば、皆さんお持ちのスマホ。これも古くなってくると「さっき充電したのにもうこんなに充電減ってる…」なんて経験ありませんか?
スマホも充電池が本体に内蔵されていて、繰り返し充電しながら使いますよね。
ポータブル電源の場合、アウトドアや車中泊で頻繁に使う方は上記したスマホの場合のように、少しずつの劣化に気付けますね。ただ防災用に【一家に一台】と考える場合、もしもの時に「あれ?空っぽ?」では困ります…。
多くのポータブル電源では3ヶ月に1回充電されている電気を使って(放電)、充電し直す事がメンテナンスとして推奨されています。
なので充電直後なら安心ですが、2ヶ月経った頃に電池が無くなってしまっていると困る訳です。
どうしても満充電にしていても、保管時に自然放電されてしまうのですが、LACITAのエナーボックスは蓄電維持率が良く、3ヶ月で5%の減りだと公表されています。
もしもの防災用にポータブル電源を考える場合には、大事な情報なので確認しておきましょう!
動作適応温度

これは何度〜何度までが製品性能を充分に発揮できるのか?という目安です。僕が調べた限りでは、低い温度に対して0度までの製品が多い印象を受けました。
我が家ではファミリーキャンプで使う用途の為に購入した事もあり、出来れば小さな子供がいても安全に『真冬の雪の中でファミリーキャンプ!』を楽しむ為にエナーボックスを選びました!
防災用にと考えた場合、特に寒さが厳しい雪国にお住まいの方は、この動作保証がされている温度についても調べてから購入することをオススメします。
安全性能
我が家がポータブル電源を選ぶ際に1番重要視したのは、この安全性能です。まだまだ下の子が小さいので、もしもの時が恐かったので気にかけて選びました。
ポータブル電源に内蔵される電池は多くの場合、リチウムイオン電池が使われています。
皆さんに1番身近なモノだと、スマホや、スマホ用のモバイルバッテリーにもリチウムイオン電池が使われています。
しかし、ここ数年でスマホやモバイルバッテリーが発火したなどのニュースをよく見ました…。
ポータブル電源とはモバイルバッテリーなどよりも比べ物にならない程、大容量なので「それが発火した」なんて事があれば、防災グッズなんて言ってる場合ではありません…。
日本でも安価な外国製品などが、事故の原因にならないようにPSEマークが貼られている製品しか販売出来なくなりました。
しかしポータブル電源は、この規制の対象外です!
それでも安全性能を重視するメーカーは独自に、ポータブル電源にもPSE認定が受けられるように検査したりしています。LACITAのエナーボックスでは、他にもBMSやMCUも搭載しており、より安全に配慮されたポータブル電源でしたので安心して購入しました!
そして何より他社製品との違いを感じられたのは、LACITAのエナーボックスには他社製品のほとんどが採用しているリチウムイオン電池ではなく、リチウムポリマー電池が採用されている点でした。

リチウムポリマー電池とは?
LACITAのエナーボックスでは、安全性能の高さから車業界からも注目されているリチウムポリマー電池が採用されています。皆さんの身近な所だと、トヨタのプリウスなどに採用されています。より安全が求められる車にも搭載されている充電池が、エナーボックスでは家庭用として採用されています。

またエナーボックスに搭載されているリチウムポリマー電池は、UL認定取得しています。
ULは政府機関などてはなく民間企業の為、行政上の権限を持つ訳ではありません。 多くの企業が自社製品にUL認証を取得する目的は、現地で製品が拒絶される可能性を最小限にするためでもあり、また、企業の方針および責任として、厳格な安全試験を受けて、ユーザーによる製品使用時の危険性を最小限にするためでもあります。
参照UL認証について
保証内容

LACITAエナーボックスの保証内容は、30日間の無理由返金交換保証と、1年間の使用保証です。
保証内容としては正直もう少し手厚いメーカー(製品)もありますが何より国内メーカーという点を重視して、この内容で満足しました。
他社製品によっては海外メーカーの為、オペレーターとのやり取りがチンプンカンプンになってしまい、不満を嘆いている購入者レビューなども…。
エナーボックスの不満点
最後にエナーボックスを使ってみての不満点もしっかり紹介しておきます。

やはり電池残量表示はミニモニターで、表示にして欲しかったですね。
大容量と変換効率の良さ、蓄電維持などへの信頼はありますが、もしもの災害時に残量を気にして使わないといけないシーンを考えると、明るい時間には見えづらいと感じました。
以前紹介したsmart tapのPowerArQ2では残量がミニモニター表示だったので、各社のチャレンジが感じられて良く思えますが、あとは好みの問題ですかね。

まとめ
今回は数あるポータブル電源の中から、実際に購入したLACITAのエナーボックスについて、購入した理由を紹介させて頂きました!
防災グッズとしても人気を集めるポータブル電源ですので、皆さんの役に立つ情報になっていれば幸いです。