実は苦しんでおりました…。かれこれ2週間くらいですかね。
我が家の次男(0歳児)が保育所で【はやり目】という病気を頂戴してきまして…家族全滅しました。
次男→奥さん→僕→長男の順に感染。
0歳児はもう完治しまして、僕と奥さんがやっと終息に向かっています。長男が昨日から発症し、絶賛苦しんでおります…。家族が増え、子供達が保育所や幼稚園に通い出すと思いもよらない病気を頂けるのは、パパになった証でしょうか…笑。
今回はパパになった証に頂いた、はやり目の恐さを残しておこうと思います。軽い感じで綴っていますが、病気を患っている時はそんな余裕はありません。
くれぐれも『感染を防ぐ』が大切ですので、欠かさずに行っていきましよう!
はやり目とは?

まずはやり目とは?ですが所謂、結膜炎です。正式名称は流行性結膜炎と言います。
ご想像通り、目が真っ赤っかになってしまいます。これがやっかいなヤツでして…。とにかく、すぐに感染してしまいます。我が家も全滅いたしました。
主な症状
●目が充血する
●圧迫されたような痛み
●涙が止まらない
●目ヤニが凄い事になる
これが我が家の全員に起こった、主な症状です。そして、どうしてか僕にだけ起こった症状が
●左耳の下のあたりにコリコリした物ができる
●外に出ると目が眩しく、開けてられない。目がしみて涙が止まらない
この2つが追加されました。特に耳の下に『腫瘍かな?』と疑ってしまうような、コリコリが出来てしまいました。コレに関してはかなり焦りましたが、どうやら耳前リンパ節が腫れるといった症状が一部の酷い方には出るそうです。
大事なのはまず眼科の診断を受け、自宅療養する以外にはないそうなので、眼科へ行きましょう。
感染経路
流行性結膜炎はアデノウイルスというウイルスに感染して発症します。アデノウイルスは感染力が非常に高く、子供達が発症した場合、学校への登校は禁止されます。
我が家は保育園に通う0歳児がまず感染しました。0歳児ですから、接触しない訳にもいかず感染覚悟で育児を行いました。結果、全滅という残念な結果です…。
子供達は休めますが、パパ&ママは感染すると仕事に支障が出てしまうので感染には気をつけなくてはいけません。
感染しない為には接触しないのが1番ですが、子育てをしていると簡単にはいきませんよね?!
特に気をつけるべき事は
・手で目をこすらない
・患者さんとそれ以外の人で、手や顔を拭くタオルを分ける
・患者さんもその家族も流水でよく手を洗う
・目を手やタオルで拭かず、ティッシュペーパーなどの使い捨てのものを使用する
・お風呂は患者さんが最後に入る
流行性角結膜炎[はやり目](りゅうこうせいかくけつまくえん [はやりめ]) | 目の病気・症状 | Eyeノート | 一般生活者・患者のみなさま | 千寿製薬株式会社
感染してしまい、病院で受信する際も『患者(僕)が手で目を触るたびに、洗剤での手洗いを要求された』ので、特に感染してしまった子供達と接触した後に自分の目をこすらない。手洗いをマメにする。この2つが重要になってくるでしょう。
治療方法

まずは病院へ行きましょう。
はやり目自体は3週間ほどで自然に治るそうなのですが、別の細菌などの混合感染を予防するために、抗菌薬の点眼を行います。
我が家の場合、全員が2種類の目薬をさすように指示されました。どうやら、角膜の濁りがみられる場合には、ステロイド薬の点眼が指示されるそうです。
気をつけなくてはいけないのが、はやり目は学校保健安全法により、感染力がなくなったと医師が判断するまでは学校へ出席できない疾患に指定されています。大人の場合も感染を広げないために出社は控えます。
ちなみになのですが、皆さんに気をつけて頂きたいのが大人の方が危険と感じたことです。我が家では次男(0歳)→ママ→僕→長男と感染しましたが、僕以外はしっかり休んだので割と早く治りました。しかし僕だけが
●どうしても仕事を2週間休むわけにはいかない
●業務上、メガネでの勤務が難しい
という理由でコンタクトレンズを使用したり、仕事をしたり…。職場には事情を説明して、周りにも気をつけて頂いたので誰にも感染していませんが、目の痛みがずっと続き、挙句普段通りに目が見えなくなってしまっていたのです…。
点状表層角膜症

角膜の上皮細胞が欠損するものを表層角膜症(点状表層角膜症)といいます。炎症が強いときは点状表層角膜炎あるいは表層角膜炎という用語も使用されていますが、最近ではこれらも含め点状表層角膜症に統一されてきています。点状表層角膜症の原因として最も多いのが乾性角結膜炎(ドライアイ)とコンタクトレンズ障害です。眼瞼結膜や眼瞼縁の炎症に伴って生じることもあります。またアトピー性角結膜炎、電気性眼炎、薬剤毒性、糖尿病角膜症、兎眼(とがん)などの際も見られます。
病院へ慌てて駆け込んだ理由・症状としては
●コンタクトレンズをしても見えない
●普段から乱視なのだか、とんでもない乱視になってしまい夜は全く見えない
●日差しがあると眩しくて、目が開けてられない。
●涙が止まらない
眼科の先生曰く、
●コンタクトレンズは絶対に禁止
●目薬は必ず
●守らない場合、視力が戻らない可能性あり
やっとここで自分の状況に気づき、メガネ生活に切り替えました…。しっかりと
●目に負担をかけない
●目薬の回数を守る
●コンタクトレンズを使用しない
等を守っていると約2週間程度で、だんだんと視力が戻ってくる実感があり完治しました。
僕と同じように、仕事上業務上どうしても休めない。コンタクトレンズが必要だ。という方もいらっしゃると思いますが、逆に思わぬ支障をきたす事があるはやり目です。
もしも子供達から感染してしまっても、しっかり休んで早めに治す事を強くオススメしておきます。
結膜炎は数種類ある
一言に結膜炎と言っても、種類がさまざまある事をご存知でしょうか?いつ子供達が集団生活から、ウイルスを貰ってくるかわからないので合わせて簡単に紹介しておきます。
細菌性結膜炎
白目の充血や黄色味がかった目ヤニが出る。おもに身のまわりに存在している細菌に感染して起こります。治療方法は眼科にて処方された、抗生物質の点眼薬を、きちんと使用する事で数日で完治。気にしておきたい、他人への感染は稀で、体力が落ちている家族や乳幼児がいる家庭では気をつけておきましょう。
プール熱(喉頭結膜熱)
プール熱とは、はやり目と並んで子供達が感染しやすい病気の1つです。はやり目と同じ、アデノウイルスが原因なのですが、はやり目はアデノウイルス8型。プール熱はアデノウイルス3型と、ともにアデノウイルスの特殊な型が原因になります。
プール熱は特に夏にプールを介して感染する為、プール熱と呼ばれていますが正式には喉頭結膜熱と言います。症状としては通常の結膜炎と同様、目の充血や目ヤニ。それらに加えて急性に発症する発熱やのどの痛みが続きます。3〜5日を経過し徐々に改善していきますが、発熱は39度前後まで上がる可能性があるので、症状には注意が必要です。
またはやり目と同様に強い感染力を持っているので、家庭内感染には注意しましょう。
アレルギー性結膜炎
最近の報告によると、日本では全人口の約15~20%がアレルギー性結膜炎を有していると推定されています。代表的な例としては、花粉症をお持ちの方が季節により、目の痒みや目ヤニ、涙が止まらないなどもアレルギー性結膜炎の症状の1つです。一年中アレルギー性結膜炎の症状がある場合は、カビやダニ、ハウスダストが疑われます。
治療法として、症状がひどい場合は眼科の診断を受け点眼薬を使用する。特にコンタクトレンズを使用している方は、汚れたコンタクトレンズを使用する事により、症状の悪化がおこります。常に正しい洗浄を行い、清潔なコンタクトレンズを使用するよう心がけましょう。
まとめ
今回は小さなお子さんと生活を共にすると、家庭内感染が起きやすいはやり目(流行性角結膜炎)の話でした。
もしも感染してしまっても、正しく治療を行えば大丈夫なはやり目ですが、少しでも感染しないように手洗いやタオルの使い回し等には注意しましょう。
僕のような『甘く見て、より酷い症状に…』なんて事を防ぐためにも、眼科の先生の指示は必ず守りましょう!